登山口には既に路上駐車の車がいっぱい

大阪のPekeさんに誘われて、登山に行った。

場所は、滋賀県東近江市甲津畑町にある標高1167mのイブネである。

 

朝、8時に登山口に集合

余裕を持って6時に自宅を出発

 

十分、間に合うと思って一般道を走行したが、ふとカーナビを見ると到着予想時間が9時半!ではないか!!

慌てて、一宮から高速に乗ったが、ロスタイム40分、到着予想時間は8時20分!?

 

状況を伝えようとしたが、pekeさんの携帯番号が昔の番号でつながらない(-_-;)

姉貴経由で確認し連絡がついた。

 

結局、8時丁度に到着した。

pekeさんがわかりやすいところで待っていてくれた。

登山口に車を止めて、出発0820

 

雨に備えて、普通の傘を持ってきたが、pekeさんが、「そんなの持って登る人はいない。」と折畳みの傘を貸してくれた。

 

それに、ランニングでもするような格好だし、靴も普通の運動靴である(笑)

 

飲水は途中で汲めるのでそんなに持っていく必要はないそうで、お茶を一本を持った。

紅葉の色づきは今ひとつであるがきれいであった。

千草街道を登り、まずは杉峠を目指す。

 

前半は、実になだらかな道で散歩するような感じだった。

 

天気予報では、夕方から雨

雲がかなり低くなってきている。

 

 

善住坊(ぜんじゅうぼう)のかくれ岩

(織田信長を狙撃した岩)

朝倉攻めをしていた信長は、浅井長政の寝返りにあい、背後から攻められ挟み撃ちになるのを避け、この千種街道を通り、岐阜に逃げたそうである。

その途中、ここで狙撃されたということである。

善住坊がこの岩に隠れ、至近距離から2発撃ったが当たらなかったそうだ。

前を歩く親子連れ

山ヒル情報

 

親子連れが歩いていて、追い越しざまに挨拶をすると「山ヒルがいましたよ。」という情報をくれた。

 

「嫌な情報を聞いて楽しくなくなった」と迷惑げなpekeさん

とは言うものの、私は山ヒルがどんなものかよくわからなかった?!

子供の頃見た、川ヒルとは全然違うらしい。

 

♥ 後で出てきます。こうご期待

 

杉峠までに3つの山小屋(避難小屋)があり、一つ目の山小屋で小休止

 

ここでpekeさんがヒル対策を開始した。

外付けのスパッツ

外付けのスパッツを貸してくれた。

ヒルが、靴やズボンの隙間から入り込んで来るのを防ぐためらしい。

 

ヒルは夏場に多く、特に雨の日には、元気で多く出現するそうだが、涼しくなった今頃の季節は、ほとんどいないらしい。

 

紅葉を見ながら登る。

山道には、あちこちにこのような炭焼きの跡が多く残っている。

昔は、期間限定の炭焼き集落が多くあったそうである。

川からホースで水が引っ張ってある。

途中、川の水で水分補給

大シデ

このシデというごっつい木が沢山生えている。

シデ林もある。

分岐点である杉峠まであと少し

pekeさんの背中を見ながら、登る

 

険しくなってきて、足もよたってきた(笑)

 

pekeさんは、最後の休憩所で空のペットボトルなどに大量の水を補給し、重そうであった。

その時は、なんでそんなに水が必要なのかよくわからなかった。

 

山道はますます険しくなり、しかも雲の中に入ってきて視界が悪くなってきた。

雲中、杉峠に到着

枝には目印のテープなども貼ってあるが、紛らわしいものもある。

雲中をしばらく歩くと杉峠頭に到着

道もはっきりしない林の中を進む

 

pekeさんがいなければ絶対に道に迷って戻って来れないだろう・・(-_-;)

ただでさえも方向音痴なのに

ここを過ぎると目指すイブネまでは、あとわずかである。

イブネの標識で記念撮影(ちょっと疲れた)

よたりながら、イブネに到着した。

 

雲の中で視界が悪いのが残念である。

しかもちょっと霧雨状態

 

大休止

pekeさんがリュックからシートを出してきて、それで風よけを作り大休止となった。

ちょっと肌寒いので上着を着る。

山頂でおでん

 

なんとpekeさんは、リュックから携帯ガスコンロを出して、鍋でおでんを温めはじめた。

おにぎりだけを食べるつもりだったので、すごくびっくりした。(*´∀`*)

 

山頂で食べるおでんとおにぎり、最高に旨かった!ヽ(´Д`;)ノ

 

カップラーメンも出てきた(笑) (これ日清製粉)

風でお湯を沸かすのに時間がかかるので、コーヒーだけになった。

コーヒーとマーガリンメロンパン

山の上で飲むコーヒーも実に旨い

休憩しているうちに雲が切れて景色が見えてきた。

越えてきた杉峠などが見えた。

景色を眺めながら下山開始

 

下山を開始して直ぐに、横道から顔が絆創膏だらけの人が現れ、道を訪ねてきた。

雲中迷って、さらに滑洛したらしい。

顔が晴れ上がって青タンが出来ていて、痛々しかった。

 

pekeさんがいなければ、自分もこうなることだろう。

ちょっと、山の恐ろしさを感じた。

「熊出没注意」とあるが、いないそうである。

採掘跡

この辺は鉱山で、採掘した鉱石のクズが山のようにあちこちに積み上げられている。

吊り橋

下山時は、ポツポツと雨が降り始めた。

pekeさんから、傘だけじゃなく、リュックカバーまで貸してもらった。

全て二人分用意してくれていて、至れり尽くせりである。

渓流

シデの大木とモミジ?

 

調子良く下山し、1500頃、一番下の避難小屋に到着

ここで最後の休憩

 

広くて、数人は泊まれそうである。

 

最後のコーヒーブレイク

ここでまたお湯を沸かしてコーヒーブレイク

 

満足満足

 

1630頃、登山口に到着した。

 

車に乗り込む前にすることがある。

 

BDチェック

戦闘機が対戦闘機戦闘訓練を終えて帰投する際、お互いが機体のダメージをチェックし合うBD(バトルダメージ)チェックというのがある。

それと同じようにヒルチェックをした。(笑)

ヒルがいた!!(;゚Д゚)!

pekeさんの靴にもいた

驚異のヒル

 

指で弾いたら、その瞬間に指にひっついたので悲鳴を上げてしまった。(笑)

 

なんと、踏みつけても死なないのである。

 

人間の吐く二酸化炭素を探知して、路上で伸び上がって待ち伏せているらしい。

 

知らずに靴で踏むと、そのまま靴の裏にひっつき、踏まれても踏まれても尺取虫のようにはい上がってくるのである。

踏んでねじったのに、立ち上がってきた(;゚Д゚)!

恐ろしい生き物がいるものである。

とても楽しい登山であった。

しかし、一人では、とても登れなかった。

雲中道に迷い、遭難したあげく、山ヒルにも血を吸われ放題だったことだろう。(笑)

pekeさん、どうもお世話になりました。

 

 

pekeさんのHPでも、レポートが紹介されています。

こちらもどうぞpekeの山登り詳しい距離や時間、名称なども書いてあります。

2011.11.5

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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byいとま放浪記