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金麗社(きんれいしゃ)
「金麗社」諸隊の本陣が置かれた。 遊撃隊、八幡隊、御楯隊などの旗が逆になってる。(^^ゞ |
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金麗社の裏手には川が流れ、水面に桜が映りこんで見事であった。 |
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道の駅「萩往還」にある松陰記念館 |
道の駅 萩往還
少し北上すると、また、道の駅で休憩 ここには、無料の松陰の記念館がある。 |
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萩往還にある涙松の遺址 |
涙松(なみだまつ)
県道から外れた旧道の萩往還に涙松と呼ばれた場所がある。(道に迷った。) ここは、萩を後にする時に城下が見える最後の場所であり、帰って来た時には最初に見ることができる場所なのである。
安政の大獄で梅田雲浜との関係を疑われた吉田松陰は、江戸に送られることになる。 護送の途中この場所で二度と帰ることはないと覚悟し次の歌を読んでいる。 「かえらじと思いさだめし旅なれば、一入(ひとしお)ぬるる涙松かな」 |
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高杉晋作誕生地 |
高杉晋作誕生地
車を駐車場に停めて、萩城下の菊屋横丁を散策
高杉晋作は、この地で家禄二百石の高杉小忠太の長男として生まれた。
高杉晋作
吉田松陰の教えである草莽崛起から奇兵隊を創設した。 第一次長州征伐後は、クーデターを起こし、幕府に恭順する俗論派の勢力を倒し、倒幕に向けて藩を統一した。 四境戦争(第二次長州征伐)では、長州を包囲する幕府軍を撃破し、幕府崩壊の足がかりを築いた。 |
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坂本龍馬に贈ったピストルの模型 (上海土産) |
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高杉晋作立志像
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永冨さんの出版セレモニー
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松陰神社
翌日、チェックアウト後もホテルの駐車場に車を留めたままでいいというので、貸自転車で萩市内を探訪した。 |
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松陰神社 御本殿 |
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明治維新胎動之地の石碑 |
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松下村塾 |
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「親思う こころに勝る親ごころ けふの音づれ 何ときくらん」 家族に宛てた永訣書より |
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11歳で藩主毛利慶親(元親)の前で孫子の兵学を講義する松陰(大次郎) |
吉田松陰歴史館
松陰神社の施設内にある松陰歴史館では、松陰の一生がダイジェストで見ることができる。
歴史的ワンシーンの数々が蝋人形でわかりやすく再現されている。
撮影自由だったので、沢山撮ったが割愛する。
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松陰神社を出て周辺を散策 伊藤博文の旧宅
近くには、伊藤博文の大きな銅像があり資料館になっている別邸がある。 |
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松下村塾発祥の地 |
玉木文之進の旧宅
最初の松下村塾である。
ここで松陰は叔父である玉木文之進から、厳しく武士の精神について教育を受ける。 |
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吉田松陰誕生地と墓所
団子岩と呼ばれる山の上からの眺望
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二十一回猛士(吉田松陰)墓 |
二十一回猛士墓
小高い山には松陰二十一回猛士墓がある。
吉田の文字を分解すると吉が十一と小さい口、田は十と大きい口からなっており、それを組み合わせると二十一回となる。 また、杉家の杉も十八三に分解され、足すと二十一になる。 猛士とは、信じることを貫くという意味で、松陰は一生の内に二十一回猛を発することを信念としていた。
「至誠にして動かざるは未だこれ有らざるなり」孟子の一節 松陰は、至誠を貫き通してこの世を去った。
東京での松陰の史跡廻りは、こちら |
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東行暢夫(高杉晋作)之墓 |
門下生たちの墓
松陰の墓の隣には、高杉晋作や久坂玄瑞などの門下生のお墓も建っている。
晋作の遺骨は下関市吉田町の東行庵にあるが、ここには遺髪とへその緒が納められている。
自転車で走り回り、二日間の散策にちょっと疲れてきたが最後に岩倉獄と野山獄を見に行った。 |
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岩倉獄と野山獄
岩倉獄(庶民の牢獄) |
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野山獄(武士階級の牢獄) |
江戸小伝馬獄から萩に送り返された吉田松陰と金子重之助(しげのすけ)は、萩で投獄される。
武士である松陰は、独房で環境の良い野山獄に、重之助は劣悪な岩倉獄に投ぜられた。
小伝馬獄で既に体調を崩していた(腸結核にかかっていたと言われる。)重之助は、過酷な護送中に更に体調を崩し、この岩倉獄で絶命する。
重之助は、松陰と黒船に密航しアメリカに行くという夢を絶たれたことで、生きる気力を無くしていたのである。
松陰は、獄中から終始この重之助のことを気遣い、環境の改善を申し出たが、ついに叶えられることはなかった。
櫓べそを外された小舟でフンドシで縛り付けて櫓を漕ぎ、黒船に向かう松陰と重之助 於:松陰歴史館 |
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吉田松陰と金子重之助の像 於:団子岩(吉田松陰誕生の地) |
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見逃したところがたくさんあった。 また、訪れよう。
参考文献 武蔵野留魂記〜吉田松陰を紀行する〜永冨明郎著 高杉晋作を歩く 一坂太郎著 萩観光パンフレット
2013.3.30(土)〜31(日) |